2008年7月1日火曜日

母になって1周年。

お腹にせがれくんが来たことを知った日から、
今日で1年が経った。









去年の今日、真っ暗な子宮の中の
4mmの小さな袋の中で、せがれくんが生きていた。
超音波の画像にひとつぶの白い点が映って
まるで宇宙の中の一つの星のように見えた。
私たちのところに来てくれたんだ!

この1年は、あの日からだんだんと赤ちゃんがやってくるワクワクに
日々弾みながら、親として、なんて話を夫とたくさんした気がする。
最後の恋人時代を惜しむような気持ちで、
たくさん夫に甘えて、好きって言って、くっついて過ごした。

そしてついに、
まるで空から降ってくるようにせがれくんが私たちのところにやってきた。
病院で過ごした6日間はひたすらふわふわと感動と幸せに包まれていた。

自分が生まれてから今までの全ての出来事も意味があるくらい
人生が丸ごとひっくり変わってしまって、
想像もしたことない甘い気持ちを知った。

毎日、何をしてても、すみからすみまで可愛くて、やわらかくて
心が奪われてとろけてしまう。
みんなが楽しくて幸せ。せがれくん、ありがとう。

これからたくさん走り回って、いたずらして、わんぱくして、
もりもり食べて、そのうち色気づいて
無愛想でふてくされてても、私には可愛くて愛しい。
いつかどんな青年になって、巣立っていくんだろう。
そのとき、ちゃんと背中を押してあげられるだろうか。

ずっと赤ちゃんでいて。
いつまでも離れずに抱っこして、
寝顔を見つめたまま今の時間が止まってほしい、
なんて願いも、矛盾してるけど。無理だから、ちょっぴり切ない。

かわいい。かわいい。
首がすわって、おむつのサイズも大きくなって、
せがれくんはぐんぐん育つ。
だから、毎日は本当に大切。