友達カップルが来た。
昨日、ひまだなあと思っていたら夫から電話。
「今夜、イシちゃんたちがフルーツ持ってウチに来るっていうんだけど。」
はて。退屈だから人が来るのは歓迎!でも、まだ産んでないのに、はて。
イシちゃんは、夫と小1からずっと仲良しだ。
私とは、中3で同じクラスの仲間グループになって、
たまに集まって遊んだり飲んだりしながらそのまま大人になった。
去年。
派遣の仕事先で仲良くなった子が、
イシちゃんのタイプな気がしてたので、目の保養にでもなればと
その子をイシちゃんとの飲みに呼んでみた。
忘れもしない7月1日だ。この日は、朝おきて、
検査薬が陽性になって、妊娠がわかった日。
その夜、フライデーズで大好きなコロラドブルドックを
半分だけ飲んで、お酒とお別れをした。
イシちゃんと彼女は4歳の歳の差を越えて
本屋の話で意気投合して、1週間後には
お付き合いすることになったという報告が来た。
だから、おミニちゃんとイシちゃんカップルは、
同じ日にはじまって、ともに順調に育ってきた同級生。
4.5mmの袋の中からスタートして、いまやおミニは3kg越え。
感慨ぶかそうに、2人はお腹をなでなでとする。
イシちゃんカップル、仕事帰りに千疋屋の紙袋を持ってやってきた。
「いてもたってもいられなくてよおー」「思ったより元気でよかったよおー」
4人でしゃぶしゃぶをして、イチゴを食べて、ばか笑い。
そして、2人はガッツポーズしながら
「頑張って!」「何かあったら駆けつけるから!」「早退するから!」
と口々に力強く私たちを励まして帰っていった。
2人が帰ったあと、私がお皿を洗っている後ろで、夫がしみじみと
「やっぱ、千疋屋は違うよなあ、こんなのついてくるんだもんなあ」
と、紙のトレーを見つめてつぶやいていた。
そこには、おダシがはりついている。
それは、しゃぶしゃぶのシメに出したきしめんのカラです。